朝7時に起きてシャワーを浴びる。この日の夜に行われるデュイスブルク×ブレーメンの試合を見るため午後にはデュイスブルクまで移動する予定。と、その前に週末のブレーメン×ケルンの試合のチケットを手に入れなきゃいけないのでバスで中央駅まで移動、駅の中にあるツーリストインフォメーションで市内の地図をもらってから10番のトラムに乗ってSt.Jurgen-Str.まで。ここからちょっと歩くとブレーメンのホームスタジアムであるヴェーザー・シュタディオンがあるんですね。
川沿いを歩いていくとスタジアムが見えてきます。
テレビで見慣れたあのスタジアムが目の前に。
これが正面。ここのさらにまっすぐ奥へと歩いていくと……。
ファンショップがありました。スタジアムの左側にもひとつお店があって試合日にはそちらも開いてるのですが、この日は閉まってました。とりあえず中に入ると右側に行列が。どうやらここがチケットカウンターみたいなので並んで順番を待ち、カウンターにいるお兄さんに「ケルン戦のチケットまだ残ってる?」と聞いてみると座席図を指差しながら空いてる席を案内してくれたので、あれこれ説明を聞いた後無事チケットをゲット。その後店内を物色。レジ横で選手のポストカードが売られてましたが人気選手のはことごとく売り切れ状態。まぁここにはまた後日来るつもりだったので買い物はそのときでいいや、と再び歩いてSt.Jurgen-Str.まで。
ちなみにファンショップを出ると正面にこんなのが立ってました。
トラムの車窓から見えた街並みが気になったのでSt.Jurgen-Str.からは逆の道を辿って中央駅まで歩くことに。道沿いにいろんな店が並んでて見てるだけでも楽しい。トラムの軌道を辿りつつ20分〜30分くらい歩くとペトリ大聖堂や市庁舎のあるマルクト広場に到着。
立派な大聖堂です。世界遺産の市庁舎も負けず劣らず立派。
W杯のPRのためか、マルクト広場でイベントやってました。子供のフットサル大会とか関連グッズの販売、抽選会みたいなのとか。楽しそうなのであれこれ見て回ってから再び中央駅を目指すことに。ちなみにこの辺にはDomsheideという駅があってですね、中央駅からここまでくればSt.Jurgen-Str.よりもひとつスタジアムに近いWeser Stadionまで行けるトラム(確か3番?)に乗れます。日本のと違ってここのバスやトラムは一度チケットを買うと(チケットは中央駅前の案内所等でも買えますが前のドアから乗車して運転手さんから直接買うことも可能)3時間以内であればそのチケットで乗り降りできるので便利です。あと、試合のチケットを持ってれば試合開始の6時間前から市内の交通が乗り放題ってのも便利!
中央駅に向かう途中左手に風車が。
そんでもって中央駅と鳥居。
中央駅まで戻ってからはDBの案内所のおじさんにデュイスブルクまでどの電車に載ればいいかを確認。7番から出るICに乗ればいいらしい。発車まで時間があるので駅の中にあるパン屋でドリンクとパンを買ってホームで軽く昼食。クロワッサンもイチゴジャム入りのデニッシュも美味しい!食後はミロとメッツェがCMをやってる例のガムを噛んでみる。
……CMでメッツェの鼻がスーッてなってるのがよくわかる!(笑)
ちなみに前の晩テレビ見てたらそのCMもやってました。
が、そんなことをしてる間に実は隣の8番のホームにICが到着してたのですね。あれ?と思いつつ7番ホームを見るとハンブルク行きの特急らしき青い車両が止まったまま。え?もしかして発着ホーム変更ですかそれってありですかと慌てているうちに無情にもICのドアが閉まってしまいそのまま発車……。仕方ないので次のICに乗ろうと時刻表を探す。
1時間後だそうですよ、次。
そのままホームにいても暇なので駅裏のスーパーに行ってみることに。わー、結構何でも売ってる!ブレーメンのメインスポンサーとしてお馴染みのKIKも入ってました。なんというか、うん、ドイツ版ユニクロ、っつかしまむら?(笑)結構安かったですよ。サイズはこっちのが普通に大きいの売ってるので背の高い自分なんかはこっちで買った方がいいかもとか思ってみたり。店内をウロウロしていると雑誌コーナーでピンクユニのヴィーゼが表紙のWERDER MAGAZINを発見。こんなとこでも売ってるんですねー。後で駅の入口にある本屋でも見かけました。これと手が荒れてたのでハンドクリームを買い、また駅のホームへ。
これがWERDER MAGAZIN。フリンクス表紙のは週末のケルン戦で売られてたもの。待ち時間にちょっとだけ中身を見てましたが、選手のインタビューや写真だけでなくちょっとしたクイズやファンのページなんかもあったりしてなかなか充実してるのにこれで1ユーロって凄いです。
WERDER MAGAZINを見てる間に今度こそ予定通りICが到着したのでそれに乗ってまずはドルトムントへ。そこからはICEに乗り換えデュイスブルクへ。今夜はこの駅の近くにあるホテルに泊まるのでまずはチェックイン。そんでもって必要な荷物だけを持って再び駅へ。が、スタジアムに向かうバスに乗りたいのにバス停の場所がわからない。近くにいたどう見てもスタジアムに行きますという格好のブレーメンサポを掴まえて場所を聞いてみるも彼らもバス停を探しているという……。そんなわけで一緒にデュイスブルクサポを掴まえて尋ねてみると、駅の横にあるUバーンからも行けるらしいということなので前述のブレーメンサポと一緒に地下へ。車内ではみんなビール瓶片手に歌ってる歌ってる。初のブンデス生観戦に向けていよいよ気分が盛り上がってきます。後は彼らについて行くだけでスタジアムに到着。ファンショップでチケットを手に入れゲートへ。ゲート前でブレーメンのグッズが売ってたのでマフラーを購入、ゲートで荷物&ボディチェックを受け中へ。
席はアウェイのゴール裏前方右側(ピッチから見ると左側)。すぐ右横のコーナースタンドにはアウェイに駆けつけたブレーメンサポが陣取る。ドリンク片手に席に座りしばらくすると向こう側のゴール前に練習のためデュイスブルクのGKコッホさんが登場。ホームのサポから盛んに声援が飛ぶ。さらにしばらくして今度はこちら側の目の前のゴールにヴィーゼが登場すると彼らからは物凄いブーイング。でもこちら側のブレーメンサポからは温かい拍手が。ちなみにヴィーゼはラウテルン時代にコッホさんから正GKの座を奪ってるんですよね。目の前の光景を見ながらそんなことをふと思い出してみたり。
やがて他の選手も続々とピッチに登場。ちょうど自分の目の前ではミロとボロが何やら話しつつ走ってます。かと思えばそこにフリンクスが加わって3人でボール回してみたり、3人で仲良くストレッチしてみたり。
練習が終わると選手が一度引っ込んじゃいましたがすぐに選手入場、そして試合開始!前半はヴィーゼの勇姿を、後半はK+Kの活躍を目の前で見られて大満足。試合も3-5で勝ちました!でも、バルデス君のゴールが見られなくて残念。そうそう、バルデス君といえば彼が黄紙もらっちゃった直後にこっち側のサポからクラスニッチ出せってことなのかイヴァンコールが起こってました。みんな正直だ……。あと、ミロがドペル達成後には"MIRO KLOSE FUSSBALL GOTT!"のコール。これ一度言ってみたかったのですんごく嬉しかったなー。こうやって盛り上がるのも生観戦の醍醐味ですよね。アウェイなのでゴール後の例のコールができなかったのが心残りだったのですが、その思いは次の試合で思いっ切り報われることに(笑)。
試合後にはまず選手たちが挨拶にきてくれて、みんなで手を繋いでバンザイ。自分も含めこちらの観客は両手を前に伸ばしおいでおいでをするみたいに手を振って、選手たちがバンザイするのに合わせてこちらもバンザイ!これもやってみたかったんで実際にみんなと一緒にできて感激。さらにしばらく後にはシャーフコールも起こったのですが、監督、ちゃーんとこっちまで来て手を振ってくれました。素敵!
あと、別な意味で素敵だったのはシュルツ→パサネンの交代の際にスタジアムのビジョンに映し出される写真がパサネンじゃなくてファンダーだったんですよ。一瞬4TOPに次ぐ新たな戦術かと思いましたよ2GK……ってんなわけない!(爆笑)あれ何だったんでしょうね?ただの間違い?それともアウェイだからわざとやってんのかー!?まぁ笑えたのでどっちでもいいです。
そんなこんなで初のブンデス生観戦を楽しく終え、ホテルに戻った自分を悲劇が襲うことになるとはこのときはまだ知る由もなかったのでした。
以下、ちょっと痛いかも、な話なので流血沙汰とか苦手な人はご注意を。